こんな事はありませんか?
「口が大きく開かず」おにぎりが食べにくくなったり。
「歯の接触癖」が原因かもしれません。
これはストレスがかかった時などに、歯を強く噛み締めてしまう癖の事ですが、「単なる食いしばり癖」と侮れません。歯が折れたり、顎関節症になったり、歯周病や肩こりなど、さまざまな悪影響をもたらすからです。
食いしばりは、自分の歯や顎関節に過大な負担をかけて傷めつけます。慢性疲労や歯周組織を傷める原因になります。
私は原因は大きく分けて3つのバランスの乱れと考えています。
・かみ合わせのバランスの乱れ
かみ合わせが合わない、悪い咀嚼の仕方
・心バランスの乱れ
不安、ストレス、恐れ、不満、怒り
・肉体的なバランスの乱れ
不眠、冷え、興奮、筋肉の緊張、鼻づまり
一時的な食いしばりは問題ありませんが持続的な物は問題を起こします。
これをやめるキーポイントは心のリラックスと舌の位置です。舌がどこにあるか確認して下さい。舌は上顎に軽くついていなければなりません。食いしばりをする時は下顎の前歯の裏側にあるはずです。舌は下に降りてはいけません。食いしばるスイッチが入ってしまうからです。
ロウソクを吹き消す様な口をして舌を上顎に軽くつけて下さい。唇を緩めその状態を持続出来たら上下の歯が離れて食いしばりは消えます。何回もチェックしてみて下さい。
笑顔を作れば食いしばりはもっとなくなります。出来れば笑顔になる事が一番です。への字口はやめましょう。
それでも食いしばりがある人は、かみ合わせに問題が隠れている事があります。
しつこい首、肩こり、腰、腕、股関節違和感などの症状がある人は可能性大です。
かみ合わせを直すと症状は楽になります。
リラックスを心がけて上下の歯は常に離れている様に気をつけましょう。筋肉が緊張しないよう冷やさないこと。猫背も噛み締めにつながります。食事は奥歯で強く噛むのをやめて、少し前の小臼歯でそっと回数を多くして自分の歯をいたわりながら使って下さい。歯はご自分の宝石なのです。マウスピースを装着して寝るのもいいです。